白バイだけじゃない! 日本の安全を守る黒/青/赤/黄の特殊バイクたち
赤バイ:災害時の助け
赤バイは、警察車両ではなく、消防車両のひとつです。消防車両には、赤色を使用することが義務付けられているため、こうしたカラーとなっています。 おもに、火災や災害等の現場で活動しています。赤バイは言うまでもなく、消防車よりも小回りがきき、機動力が高いことがポイント。現場へ駆けつける速さに長けており、一刻を争う対応が必要な際に、大きな役割をはたしています。 赤バイは通常、2台1組で稼働しており、それぞれで搭載されている装備が異なります。1台には消火器などの消火用の装備、もう1台には簡易救助器具や後部資器材収納ボックスなどが搭載されています。
黄バイ:民間の緊急車両
黄バイは、道路管理者によるパトロール部隊が使用しており、首都高速でのみ稼働しています。この黄バイは、首都高で起きた事故現場へ急行し、事故現場での通行止めや車両誘導などを行うために導入されたものです。警察でも消防でもなく、民間に所属する唯一の緊急車両であり、サイレンを鳴らして緊急走行することを許可されています。 そのため、白バイ同様、サイレンや赤色回転灯が装備されており、収納ボックスには、交通整理等で使用される発煙筒や救急セットが常備されています。ただ白バイや黒バイには、800ccや1300ccの車種が使用されますが、青バイや黄バイにはより軽量な400ccが採用されているのが特徴です。
色とりどりのオートバイが生活を守っている
白バイだけでなく、さまざまな色のオートバイがわたしたち国民を守ってくれているのです。これらのオートバイはめったに見かけることはありませんが、何色のオートバイがどんな役割をはたしてくれているのか、頭の片隅に置いておいてもいいかもしれないですね。
────────── ●文:ヤングマシン編集部(宅島奈津子/元白バイ警官ライター/親子関係改善コンサルタント) ※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
ヤングマシン編集部