“台風の卵” 熱帯低気圧が発生 東シナ海北上予想 次の台風になる可能性は?日本の南海上の雲のまとまりはどうなる? 気象庁・アメリカ・ヨーロッパ進路予想比較【22日までの雨・風シミュレーション】
■沖縄付近で熱帯低気圧が発生 台風になる可能性は? 17日正午に発表された天気図で、沖縄付近で解析されていた低気圧が「熱帯低気圧」となりました。このあと台風へと発達する可能性はあるのでしょうか? 【画像で確認】熱帯低気圧発生“次の台風”の可能性は?進路予想&来週は全国的に曇りや雨の日多く 22日まで雨・風シミュレーション 非常に強い勢力で台風7号は関東地方のすぐ東の海上を進んでいきましたが、8月前半は5、6、7、8号と立て続けに台風が発生しました。 気象庁が発表している18日9時、19日9時の予想天気図では、熱帯低気圧のまま沖縄周辺の海上をゆっくりと北上しています。 週間天気予報の資料では、東シナ海を北上して20日には朝鮮半島付近へと進む予想です。その後は温帯低気圧となって日本海へと進むとみられています。気象庁は台風へと発達するような見解は示していません。 【画像で確認】来週は全国的に曇りや雨の日多く 22日までの雨・風シミュレーション では海外の予報機関はどのような見解を示しているのでしょうか。予想データを見ていきましょう。 ■アメリカ海軍の監視対象に 海洋大気庁では東シナ海を北上予想 アメリカ・ハワイにあるアメリカ軍の合同台風警報センター(JTWC)の情報です。ここでは監視すべき対象となりうる熱帯低気圧についての情報や台風となった場合の警戒情報などが表示されます。 JTWCでは、監視対象の雲域が定めた基準以上に発達すると予想される場合に、LOW(黄)→MEDIUM(オレンジ)→HIGH(赤)へとレベル分けした形で情報を発表します。それぞれの色の意味は以下の通りですが、17日午後の時点で沖縄付近の熱帯低気圧について黄色い丸で表示しています。これはすぐにはJTWCが進路予想を発表するような基準以上の熱帯低気圧に発達する可能性は低いことを表しています。 LOW(黄):監視対象ではあるが、今後24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する可能性は低い MEDIUM(オレンジ):今後24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する可能性も高まっているが、発達するには24時間以上かかる見込み HIGH(赤):今後24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する見込み