「紙幣を玄関の外に置くよう」検事名乗る人物が指示 魚津の女性が1290万円だまし取られる
KNB北日本放送
刑事や検事などを名乗る人物からの電話で、魚津市の70代の女性が1290万円をだまし取られていたことが分かりました。 魚津警察署によりますと今年10月、魚津市の70代の女性の自宅に、NTTを名乗る人物から電話がありました。 「1番ボタンを押して警察と話をしてほしい」と言われ、女性が1番ボタンを押すと別の人物に電話がつながり、「男が逮捕されて、証拠品の中にあなたの名前の通帳があった」などと言われました。 その後、刑事や検事を名乗る人物から「預金通帳を凍結する」などと言われ、女性は指示通りに現金を口座から出金し、自宅に保管していました。 そして先月21日、検事を名乗る人物から「番号を調べるので、紙幣を玄関の外に置くように」と言われ、女性が1290万円の現金を袋に入れて玄関先に置いたところ、持ち去られたということです。 返金されず、刑事や検事を名乗る人物と連絡が取れなくなったことから、女性は詐欺の被害に気づき、警察に届け出ました。 警察は、不審な電話があった場合は一人で悩まず、家族や警察に相談するよう呼びかけています。