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　渋谷介護サポートセンター理事長の服部万里子氏は毎日新聞政治プレミアの取材に応じた。「大切なことは、自分がどうしたいかです。みな、自分のことは自分で決めていたはずです。介護が必要になったら、人に決めさせていいのか、ということです」と語った。 【写真】並んで歩く老夫婦は 　服部氏は、「介護保険が導入された時には反対はあまりありませんでした。いずれ、みな、高齢者になります。その時に自費でやってくださいと言われても困るから、社会で対応しましょう、となりました。考え方は間違っていません。問題はやり方が変わってきたことです。一番大きなことは負担増です」と言う。 　「1割負担だったものが、2割負担や3割負担が出てきました。所得に応じてということですが、1割負担が2割負担になることは、負担が2倍になることです。払えない人はどうするのでしょう。受けるサービスを減らすしかありません」と指摘する。 　「足りなかったら自費で、と言われても、自費で払えないから介護保険を作ったはずです。介護保険料は40歳を過ぎれば、死ぬまで払っているのですから、その範囲内で賄えるようにすべきです」と強調した。