マイクロソフトの「ビング」トップが退任-AI事業責任者指名後に
(ブルームバーグ): 米マイクロソフトで検索エンジン「ビング」と広告事業を率いるミハイル・パラキン氏が現職を退き、新たなポストを探すことになった。同社は先週、消費者向け人工知能(AI)事業の責任者にムスタファ・スレイマン氏を起用し、パラキン氏をスレイマン氏の直属の部下とする人事を発表していた。
マイクロソフトによると、広告・ウェブサービス部門の最高経営責任者(CEO)を務めるパラキン氏は、次のポストを探す間、ケビン・スコット最高技術責任者(CTO)の下で働くことになる。
パラキン氏は基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」事業の一部も監督していたが、その職務はハードウエア事業と残りのウィンドウズ事業を統括するパバン・ダブルリ氏に引き継がれる。
今後はダブルリ氏がウィンドウズ事業と「サーフェス」ハードウエア事業の全てを受け持つと、直属の上司となるエグゼクティブバイスプレジデントのラジェッシュ・ジャー氏が25日の電子メールで説明した。
ジャー氏の電子メールも広報担当者も、パラキン氏がマイクロソフトを退社するのか、それとも社内で新たな職務に就くのかは明らかにしていない。
今回の人事については、テクノロジー関連ニュースサイトのザ・バージが先に報じていた。
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原題:Microsoft Bing Chief Exiting Role After Suleyman Named AI Leader(抜粋)
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Dina Bass