なぜ?5年ぶり豊漁―根室市花咲港で今季No1約1000トンの“サンマ水揚げ” その裏で中国漁船約100隻が漁場から消え南米イカ漁へ 地元競りでは半値近い価格で取引 北海道
UHB 北海道文化放送
久しぶりの豊漁に浜が活気づきました。 北海道根室市の花咲港で9月25日朝、約1000トンのサンマが水揚げされ、地元の競りでは9月上旬の半値近い相場となりました。 【動画】“サンマ”買う時は箱の数字に注目? 次々と水揚げされる秋の味覚、サンマ。 港は銀色に輝くサンマでびっしり。 根室市の花咲港で、今シーズン最多となる約1000トンが水揚げされました。 2019年以来、5年ぶりの水準に浜は活気づきました。
突然の豊漁のワケは
「魚はいるんじゃないですか今年は。気分いい。このまま漁が続いてくれるとありがたい」(漁師) 不漁が続いていたサンマ。 いったいなぜ?突然の豊漁となったのでしょうか。 地元の漁業関係者などによりますと、同じ漁場で操業していた100隻ほどの中国の漁船がサンマ漁を切り上げて、南米沖のイカ漁に向かったことが要因の一つだということです。
市内ではこんな光景も。 その名も「サンマロード」。 サンマが大量に水揚げされ、トラックから漏れた海水で道路が光るこの時期ならではの光景です。 9月25日の地元の競りでは1キロあたり238円から378円で取引されました。 9月上旬にくらべ半値近くの相場に。 サンマは魚体も徐々に大きくなり、脂の乗りもいいとのことです。 サンマ漁は11月末まで続く予定です。
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