3連休スタート 松本地方に観光客どっと
「海の日」を含む3連休が13日にスタートし、長野県松本地方の観光地は多くの観光客でにぎわった。気温は30度を超えたものの日差しは柔らかく、観光客らがさわやかな陽気の中、連休初日の雰囲気を楽しんだ。 松本市の国宝松本城は、開場の午前8時半前から行列ができた。天守を見学した新潟県の女性(32)は「テレビ番組で松本城が紹介されていて来てみたかった。素晴らしい景色が見られた」と喜んでいた。 天守入場の待ち時間は、最大で50分ほどになった。混雑対策で、5分に1回、およそ30人ずつ入場する形とした。熱中症予防対策で設けられたテント内に座って待っていた神奈川県逗子市の男性(44)は「思ったよりも暑くなかった。子供がいるので、テントの近くに飲み物の販売機があればうれしい」と話していた。 13日の松本城の入場者数は3908人で、昨年の同じ3連休初日の3823人を上回った。松本城管理課は「連休の中日の14日はかなり混むので、天守入場前に飲料を買ったり、トイレを済ませたりして並んでほしい」と呼びかけている。 松本地方のホテルや旅館は満室が目立ち、浅間温泉旅館協同組合の予約サイトは13日と14日は空室がない状況。ホテルブエナビスタ(本庄1)はほぼ9割が埋まっているといい、「12日から、ホテルの地下で醸造したクラフトビールの提供をレストランで始めたこともあり、ビール目当てで来館されるお客さまが増えている」と話していた。
市民タイムス