ダブル洗顔は本当に必要?海外トップ皮膚科医が語る肌タイプ別の真実
現代人なら一度は聞いたことがあるであろう“ダブル洗顔”。スキンケアの専門家や美容のインフルエンサーたちは、この2ステップの洗顔方法を推しており、肌に蓄積した汚れ、日焼け止めやメイクを完全に落とす方法は他にないとまで言っている。 【写真】オイリー肌や乾燥肌…それぞれの肌タイプに合った洗顔料 でも、透明感のあるキレイな肌を手に入れるには、本当にダブル洗顔をする必要があるのだろうか? それとも、顔の二度洗いは単純に洗いすぎ? その答えを探るべく、私たちは一流皮膚科医たちに話を聞いた。 ※本記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスからの翻訳をもとに、ウィメンズヘルス日本版が編集して掲載しています。 ▼そもそもダブル洗顔とは? ダブル洗顔とは、文字通り、顔を2回洗うこと。 ほとんどの人は、まずオイルベースのメイク落としで肌に付着した汚れ、日焼け止めやメイクを分解し、余分な皮脂を溶かしてから洗い流し、ウォーターベースの洗顔料でしっかり洗う。
ダブル洗顔は本当に必要?
このステップを2度も繰り返す必要はあるのだろうか? その答えは場合によりけり。マンハッタンを拠点とする認定皮膚科医で米国皮膚科学会特別会員のマリサ・ガーシック医学博士によると、一部の人にはダブル洗顔が効果的。「濃いメイクをする人がメイクを完全に落とす上では、ダブル洗顔が役に立つかもしれません」。ダブル洗顔は、オイリー肌やニキビ肌の人、頻繁にメイクをしたり日焼け止めを塗ったりする人にも有効であると、認定美容皮膚科医のプージャ・ランビア医学博士は指摘する。「この方法なら、何層にも重ねられた化粧品と不純物を完全に除去できます。毛穴詰まりや吹き出物、肌のくすみを防ぐ上では重要なことですね」 とはいえ、ニューヨークを拠点とする認定皮膚科医で米国皮膚科学会特別会員のロバート・フィニー医学博士によると、一部の肌タイプの人にはダブル洗顔が思わぬ副作用をもたらすことも。「メイクをしない敏感肌の人にとってはダメージのほうが大きいかもしれません」とフィニー医師。「この場合、ダブル洗顔をする必要はまったくありませんし、無理にすると、肌の保護バリアが破壊され、乾燥や炎症につながる可能性があります」。ダブル洗顔が自分に合っているかどうかを考えるにあたっては、これらの点に留意しよう。