【桜花賞】コラソンビート逆転Vだ 栗東滞在でパワーアップ「戦える体に」
「桜花賞・G1」(7日、阪神) 栗東滞在でパワーアップを果たしたコラソンビートが、虎視たんたんと反撃を狙っている。2週続けて栗東CWで6F80秒を切る猛時計をマークしながら、馬体は大幅に成長。本番を見据えた仕上げだった前走以上は言わずもがな、暮れのG1の悔しさを晴らす準備も完全に整っている。 伊藤助手は「2週続けてすごい動きでしたけど、完全に馬なりでしたし、むしろ引っ張るぐらい。前走とは調教の強度や内容が全く違いますが、いい調整ができています」と順調ぶりを説明。さらに、前哨戦前から続く栗東滞在の効果も強調しながら、「環境にも慣れて落ち着きもあります。体も精神も前走とは全然違う馬ですよ」と大幅な上積みに胸を張る。 G1に向けたハードワークをこなしても、木曜発表の馬体重は前走から16キロ増の458キロ。「恐らく本番もプラス10キロぐらいだと思う。筋肉量が増えて、ひと回り大きくなった戦える体になっています」と目を細める。 引き当てた枠は4枠8番。「6~8番ぐらいがいいなと思っていたので、運もありますね。あとはしっかり整えて無事に本番に向かうだけです」と同助手。初年度から勢いが止まらないスワーヴリチャード産駒が、桜舞う仁川で逆転のヒロインを演じる。