「言われて、やらないのはダサい(笑)」苦難を乗り越えたMEGUMI(42)が新たな挑戦を続けるワケ
――MEGUMIさんが初プロデュースした映画『零落』の主演でもある斎藤工さんは、ジャパンナイトで次回作のプレゼンテーションを英語でされていましたね。他にも俳優さんがいらっしゃいましたが、MEGUMIさんが直接声をかけられたんですか? MEGUMI はい。役者をやりながらも、プロデュースや監督をやっている方を今回はお呼びしました。彼らも日本映画の現状に思うことがあるから、そういうことをやっているので、カンヌはどういう場所なのかを体感してもらったら、動きが早いですから。 実際にもうこちらで色々話し合っていましたし、皆さん映画を作っているけれどもカンヌは初めて。マーケット会場に行って、自分たちが作ったものが世界の市場に出て、こういう風に売られているんだっていうのを見られたのもすごく刺激的だったみたいで、それは彼らが吸引力があるのかなと思いました。
子供のころから毎日予定をパツパツに入れていました
――役者、タレント業はもちろん、BABEL LABELで映画やドラマのプロデュースを行い、さらにカフェ経営などの実業、美容本の執筆と、様々なことを手掛けていますが、何がMEGUMIさんの原動力なんでしょうか? MEGUMI 小さい時からそうなんです。習い事も自分で親に交渉して、月曜日そろばん、火曜日は習字、水曜日は水泳って感じで、毎日パツパツに入れていたんですよね。そういう生まれ持った性質に加えて、今は出会った方達と「こういうのいいね。面白そうだね。やろうよ」って言ったら、本当にやる。そうやって生きている感じなんですよ。 だからどれが一番ということもないし、まずはやってみる。そして一回は失敗しても良いと思っています。ジャパンナイトだって、今回成功したかどうかはわからない。700人もの方々にお越し頂きましたが、未知数のことが多かったですから。
――やってみないとわからないことが多いのは当然ですよね。 MEGUMI とにかく何かやらないと変わらないというのは、どの現場でも思うんです。それは美容でもバラエティでも。やってみてダメだったり怒られても、その経験は自分の筋肉にはなっている。評価は気になりますが、気にし過ぎないようにしていますね。 ――プロデューサー、実業家としての活動と、芸能活動は自分の中でコネクトしているのですか? MEGUMI 超コネクトしている感じはあります。やはり女優というのは、普通の人を演じることの方が多いのに、芸能界の中だけにいると、普通の生活をしている方々の本当の表情だったり、思いみたいなものからかけ離れてしまう。 でも商売をしていると、給料交渉であったり、社員同士の人間関係のこととか、いろんなガチのことを社員が私に言ってくる。そこから働く人の心情を知れたりするし、「こういう話をするときは、こういう顔しているんだ」とか直接演技の勉強にもなる。変な目線かもしれませんけど、とても面白いんです。