「上司のため息が怖い」と相談も 不機嫌に見える“ため息”がハラスメントに? “無意識”どうすれば…
日テレNEWS NNN
無意識につく「ため息」が不機嫌に見えていないでしょうか? 企業のハラスメント対策を支援する協会には、職場の上司の「ため息」が怖いなどといった相談が寄せられているといいます。 ◇ 「はぁ…」 その何気ない“ため息”─。状況によってはハラスメントになるかもしれません。
──“フキハラ”知ってますか? 就活生(20代) 「“フキハラ”? 知らないですね。初めて聞きました」 会社員(40代) 「“フキハラ”…なんだろう。わからないです」 不機嫌な態度や口調で、相手に不快感や威圧感など精神的な苦痛を与えてしまうという「不機嫌ハラスメント」、いわゆる“フキハラ”です。
派遣社員(20代) 「お仕事教えてもらえてないのに、できてないなぁって感じで、ため息つかれたりとか、使えねぇなぁ、みたいな感じがひしひしと伝わってくる。メンタルがやられるというか、パワハラ?フキハラ?だなぁって、思うことはありました」 会社員(30代) 「自分が一生懸命やったことや、成果がでなかったとき、上司に『はぁ・・』と言われると、すみませんってなるかな」 ──ハラスメント、ハラスメントっていう時代をどう思う? 会社員(30代) 「めんどくさい! めんどくさいっす!」
企業のハラスメント対策を支援する協会では、いま“フキハラ”についての相談が増えているといいます。 日本ハラスメント協会 村崎要代表理事 「いまハラスメントがすごく厳しい時代になっていて、世の中の管理職・上司の方が暴言を言わないように、ぐっと我慢する。それが不機嫌な表情・ため息になって“フキハラ”につながっている」 相談で多く挙がっているというのが“ため息”です。
協会が実際に相談を受けた事例は、会社内で部下が上司に報告したとき… 「はぁ…」 内容が気に入らなかったのか、上司がため息。 さらに、仕事が終わって帰る時間。部下が帰ろうとすると… 「はぁ…」 上司の自分より先に帰ることが気に入らないのか、“ため息”。