「上司のため息が怖い」と相談も 不機嫌に見える“ため息”がハラスメントに? “無意識”どうすれば…
何回も繰り返したり、不快な態度をとりながら“ため息”をつくとハラスメントになる恐れもあります。ただ無意識についてしまう“ため息”は、証拠として残しにくく、ハラスメントとして認定するのは難しいといいます。 ◇ かつて、上司だった人のため息に悩まされたという人は…
“フキハラ”受けた経験あり 会社員(20代) 「パソコンで仕事しながらも、ため息ついたりとか」 ──どんな感じに “フキハラ”受けた経験あり 会社員(20代) 「はぁ~みたいな。なるべく見ないように、ふれないようにみたいな感じはあった」 その結果… “フキハラ”受けた経験あり 会社員(20代) 「いますぐ聞きたかった事が聞けなくて、後からつっこまれて『なんであのとき言わなかったんだ』みたいな。コミュニケーションの面で、困ったというのがありました」
一方、こちらの男性は部下に対し… “フキハラ”してるかも 会社員(50代) 「期待していた仕事よりも、それ以下だった場合、ため息をついたり、急いでるときはあるのかな」「不機嫌な対応をして接したこともあるなと」 ◇ ハラスメントになりかねない“ため息”ですが、専門家によると、呼吸を整える役割があり、心のバランスを整えることにもつながると話します。
関西大学文学部 菅村玄二教授 「ストレスによって、仕事とかもそうだと思いますけど、疲れもあったりどんどんモチベーション自体が下がる。ため息でやる気を高める(モチベーションを)回復させる効果があります。ため息はいいもの。これから頑張ってくれるサインだと思ってくれた方がいいかなと思います」 専門家などによると、ため息がしづらいときには深呼吸するなど、他人に不快感を与えないよう意識することも重要だということです。