シャリフ前首相を再選出 パキスタン下院、経済再建課題
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【ニューデリー共同】パキスタン下院(定数336)は3日、与党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派を率いるシャバズ・シャリフ氏を首相に選出した。投票で過半数となる201票を獲得した。選挙管理内閣を挟んで事実上の続投となる。経済立て直しが新政権の最大の課題だ。 パキスタンは資源価格の高騰や国土の3分の1が水没した2022年の洪水の影響などで財政難に陥った。シャリフ氏は自身の前政権でデフォルト(債務不履行)危機を回避したものの、国民負担を高めたことで人気低迷に苦しんでいる。 外交面では、インフラ支援を受ける中国との連携強化を引き続き進める。