【新型キックス新旧比較】大胆なデザインに刷新!サイズは?室内は?どこが変わったのか?
3月25日に発表された日産のコンパクトSUVの新型「キックス」は現行モデルに対してどのような進化を遂げたのだろうか?内外装のデザインを中心に新旧もモデルを比較した。 【写真を見る】北米で発表された新型キックスを新旧比較。※本文中に画像が表示されない場合はこちらをクリック PHOTO:平野 陽(Hirano Akio)/NISSAN
タフな顔つきに生まれ変わった新型キックス!
新型キックスはストリートで映える高級スニーカーのような洗練されたデザインをコンセプトとしている。 エクステリアでは、すっきりとしたボディ上部と、ワイドに張り出されたスクエアな形状のフェンダーの対比が特徴的だ。リアはフルLEDのテールライトをフェンダーに沿って配置し、テールゲートが分割しているかのようなデザインを採用している。また、ボディサイドのアクセントには、高級スニーカーのソールからインスパイアされた立体的な形状が施されていて人目を引く。 ボディサイズとしては、新型キックスは現行モデルに比べ全体的に大型化していて、全長76mm、全幅40mm、全高20mmそれぞれ大きくなっている。ホイールベースも44mm長くなっている。 新型キックス(北米仕様) 全長4366mm 全幅1800mm 全高1625mm ホイールベース2664mm 現行型キックス(日本仕様) 全長4290mm 全幅1760mm 全高1605mm ホイールベース2620mm
モダンで洗練されたシンプルなインテリア
インテリアは、タフで力強いエクステリアのイメージとは異なり、モダンで繭に包まれるようなデザインとなっている。ダッシュボードにはフルカラー液晶式のメーターとナビ画面が一体となったかのようなデュアルスクリーンが設定される。また、キックスとしては初めて、全席にゼログラビティシートを採用し、より快適な姿勢を保ち、運転中の疲労を軽減する。オプションとして、電動パノラミック・サンルーフは風切り音を低減する新世代の薄型デザインが採用され、明るさと開放感をもたらしている。
北米市仕様はガソリンのみ、今後e-POWERの追加はあるか?
北米向けの新型キックスのパワートレインは、最高出力141ps、最大トルク190Nmの2L直4エンジンと、最新のエクストロニック・トランスミッションを組み合わせ。レスポンスに優れたトランスミッションと力強い低中速トルクを発生するエンジンにより、高速道路での追い越しなどの場面で余裕のある加速をもたらす。また、北米向けのキックスとして初となる4WDを採用している。日本仕様のキックスは「e-POWER」のみのラインナップなので、新型キックスが日本に導入される際には、e-POWERなどの電動パワートレインが追加される可能性が高そうだ。 新型キックス(北米仕様) エンジン種類:2.0L直列4気筒 エンジン最高出力:141PS/6000rpm エンジン最大トルク:190Nm/4000rpm 現行型キックス(日本仕様のe-POWER) エンジン種類:1.2L直列3気筒 モーター最高出力:136PS/3410-9697rpm モーター最大トルク:280Nm/0-3410rpm
MotorFan編集部