月間MVPを初受賞したヤクルト・吉村

　セ、パ両リーグは22日、9、10月度の「大樹生命月間MVP賞」を発表し、セはヤクルト・吉村貢司郎投手（26）と巨人・岡本和真内野手（28）、パは日本ハム・伊藤大海投手（27）とソフトバンク・栗原陵矢内野手（28）が選ばれた。吉村は2年目で初、岡本和は昨年6月以来3度目、伊藤と栗原はともに2度目。受賞者には大樹生命保険株式会社から、賞金30万円などが贈られる。 　初受賞のヤクルト・吉村は「いろんな方々の支えがあっての受賞。率直にうれしい」と声を弾ませた。2年目の今季は先発ローテーションの柱として自己最多の9勝。9、10月は4勝、防御率1.04の好成績を残し、「満足はしていない」とさらなる高みを見据えた。チームは2年連続で5位。悔しさを糧に今オフは球速アップや体力強化に取り組んでおり「貯金をつくって勝てる投手を目指したい」と誓った。 　▼巨人・岡本和（昨年6月に続く自身3度目の受賞）優勝を決めた月に月間MVPも獲れたのは凄くうれしい。優勝争いをしている中で集中して一打席一打席入れた。それが数字となって出てよかった。 　▼日本ハム・伊藤（3、4月に続く自身2度目の受賞）最後の月で、（今年の）真ん中は何をしてたのかなという気持ちはあるけどうれしい。後半にいい投球ができたのは自信になった。 　▼ソフトバンク・栗原（5月に続く2度目の受賞）びっくり。あまり意識していなかった。いい緊張感を持って過ごしていた。報われてうれしい。