17試合ぶり無失点! 好守で貢献の柏GK松本健太「ピンチになったときに自分がいかに仕事をするか」
[8.11 J1第26節 柏 0-0 G大阪 三協F柏] 「無失点に関してはしっかりと選手が目標を達成してくれた」と選手たちを称えたのは、柏レイソルの井原正巳監督。柏にとって、リーグでの無失点は4月12日以来、試合数でいえば、じつに17試合ぶりのことだった。 【動画】“韓国のメッシ”、別人すぎる現在の姿が話題に この日スコアが動かなかったのは、両チームの守護神の活躍があったところが大きい。柏もG大阪も決定機を迎えたなかで、柏のGK松本健太、G大阪のGK一森純が好セーブという仕事をしてチームを救った。 「宇佐美選手、山田康太選手、山下選手、坂本選手とうまい選手が前線に多かったので、何をされてもいいように自分は準備ができていた」と松本。開始6分のFW宇佐美貴史のシュートはクロスバーに救われたが、前半36分に同じような位置から宇佐美に許したシュートは松本が好セーブでしのいだ。さらに、MF山田康太がドリブルですり抜けてゴール前に迫ってきた際には鋭い飛び出しを見せ、後半21分に宇佐美のお膳立てからMF山下諒也が放ったシュートもゴールを決めさせなかった。 相手GKの一森に対しても、「すごいいいセーブをしてたので、後ろから見ててすごいなと思った」と称えた。 中断期間に取り組んでいたことが試合で出せたことに松本は手応えを感じているという。 「(監督が)井原さんに代わってから積み上げてきた守備のベースの再確認とプラスアルファの上積みと、プラス去年なかなか手をつけられなかった攻撃の部分、ゴールを取るために自分たちがどのスペースをとって、どこに選手が動いてっていうを確認した準備期間でした。チャンス自体も作れていましたし、自分たちが持った狙いに対してやれたとは思うので、あとは点を取るだけだった」 無失点を評価しつつも、まだまだ課題はある。「決定的なチャンスは相手に作られている状況ではあるので。いかに相手の決定的なチャンスを少なくするかっていうのが大事になる」と改善点を挙げつつ、「ピンチになったときに自分がいかに仕事をするかっていうのは、チームを助ける意味で大事になってくると思う」と自らの“出番”に備えていた。