日本人対決は痛み分け!三笘薫の2戦連発弾でブライトンが先制も、菅原由勢先発のサウサンプトンが追いつきドロー
現地時間29日、イングランド・プレミアリーグは第13節が行われ、三笘薫の所属するブライトンはホームのAMEXスタジアムに菅原由勢の所属するサウサンプトンを迎えた。 左サイド定位置の三笘と、右ウイングバックの菅原はともに先発出場を果たし、日本人対決が実現すると、開始1分でマッチアップ。サイドチェンジを受けた菅原が三笘のチェックを受けながらも縦にパスを通し、自らもゴール前に走り込むがリターンのパスは通らなかった。 2人のマッチアップは至るところで続く。7分、CKのカウンターから、最前線に走り込んだ三笘への縦パスは菅原がカットするが、トラップ際を狙っていた三笘がボールを奪い、GKラムリーと1対1に。前に出ていたラムリーのポジションを見てすかさずシュートを選択したが、これはゴール右へとわずかに外れた。 攻勢のブライトンは29分、右サイドからランプティが入れたクロスを、ファーサイドから中に飛び込んできた三笘が、バウンドしたボールを上手く頭で合わせて右サイドネットに突き刺し、ブライトンが先制。マークに付いていた菅原だが、2試合連続ゴールとなる三笘に前に入られる格好となってしまった。 追いかける形となったサウサンプトンは44分、右サイドでボールを受けた菅原がダイレクトでゴール前にクロスを入れると、ニアサイドに走り込んだアーチャーがフリーで合わせる。完璧なクロスだったが、上手く捉えきれずゴール上へと外してしまった。 後半も1点リードのブライトンが効率よくチャンスを作りながら攻勢に試合を進めるが、追加点を奪えない。 すると迎えた59分、アームストロングのシュートはブロックされるが、エリア内左でマニングが拾い、再びアームストロングがシュート。これもブロックされるが、こぼれ球をダウンズがボレーで押し込むと、ゴール前の混戦を抜けたシュートがブライトンゴールへと突き刺さり、サウサンプトンが同点に追いつく。 追いついたサウサンプトンは66分、菅原とダウンズを下げてアリボとフレイザーを投入。すると直後の67分、カウンターからフレイザーの左からの折り返しをアーチャーが流し込み、サウサンプトンが逆転したかに思われたが、VARの結果、わずかにオフサイドの判定でノーゴールとなった。 ゴールは取り消しとなったが、勢いは完全にサウサンプトン。しかしブライトンも盛り返し、互いに攻め合う展開のまま、アディショナルタイムは長めの10分が取られた。終了間際には左サイドを抜けた三笘の折り返しを、ゴール前のミンテが飛び込むと、GKラムリーが触ったボールが右のポストをかすめて外れ、1-1のまま試合終了。互いに勝ち点1を分け合う結果に終わり、ブライトンの連勝は2でストップした。 ■試合結果 ブライトン 1-1 サウサンプトン ■得点者 ブライトン:三笘(29分) サウサンプトン:ダウンズ(59分)