田中将大「3勝で終わる気はない」 先発ローテが最初の目標も日米通算200勝は「いい加減クリアしたい」
楽天から自由契約となり、巨人と契約合意した田中将大投手(36)が25日、都内で入団会見を行い、あと3勝に迫った200勝に向け「残り3勝だというところをフォーカスされますけど、3勝で終わる気はありませんし、ひとつでも多く貢献したい」と思いを口にし、「自分で証明するしかないと思っているので、結果で恩返しするしかないと思っています」と意気込みを語った。 【写真あり】12回目の結婚記念日 寄り添う姿に「理想の御夫婦」の声 そして、金字塔の200勝について「ここ数年ずーっと聞かれて、ずーっと答えて、ずーっとクリアしていないので、いい加減クリアしたいなと。そこに対しては自分もフラストレーションが溜まる部分もありますけど、一気に勝てるわけではないので、まずは先発ローテーションに入れるように」と冷静に語った。 21年にヤンキースから古巣・楽天に復帰し、復帰後4年間で20勝。右肘手術明けの今季は1試合の登板で0勝に終わった。日米通算200勝まであと3勝に迫る中、楽天に年俸2億6000万円から減額制限(1億円超は40%)を大幅に超える減俸を提示され、退団を決意。自由契約を選択した。 巨人は今季15勝を挙げ最多勝のタイトル、3度目のMVPを獲得した菅野が海外FA権を行使しオリオールズに移籍。先発陣は補強ポイントになっていた。 ◇田中 将大(たなか・まさひろ)1988年(昭63)11月1日生まれ、兵庫県出身の36歳。駒大苫小牧では2年時に夏の甲子園優勝、3年夏は準V。06年高校生ドラフト1巡目で楽天入団。13年はプロ野球新の開幕24連勝を記録し、球団初の日本一に貢献。同年オフにポスティングシステムでヤンキース移籍。メジャー日本投手では野茂、ダルビッシュ、黒田に次ぐ78勝。21年に楽天復帰。主なタイトルは沢村賞、最高勝率、最優秀防御率、最多勝(11、13年)、最多奪三振(12年)。08年北京五輪、21年東京五輪、09、13年WBC日本代表。1メートル88、97キロ。右投げ右打ち。