朝の散歩後に布団へ直行し、即寝落ちする犬 毛布をかけて眠る姿からわかる心理は?|獣医師解説
【獣医師解説】朝の散歩後に布団へ直行し、毛布をかけてスヤスヤ眠る犬の心理
こてつくんは、朝の散歩から帰ってくると布団に直行し、飼い主さんが毛布を上からかけてあげると急にスイッチが切れたかのように寝始めたそうです。 この様子からは、どのような心理が読み取れるのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。 岡本先生: 「こてつくんはこの日、お昼寝の時間がずれたことと、いつもより寒かったことから、かけられた毛布の中が心地よくて急激に眠たくなったのだと思われます。 今回こてつくんはモフモフした毛布をかけてもらっていましたが、犬は犬の毛に近いような、ふわふわとした柔らかい素材を好む傾向があると考えられます。 その理由としては…… ・犬は狭い場所に安心感を覚えるので、包まれることで落ち着くから ・暖かいから ・ふわふわの上にいると心地よいから ・母犬やきょうだい犬に埋もれていた記憶から安心感を得られるから などといったことが挙げられるでしょう」
犬に毛布などを用意する際は、季節によって素材を意識するとよい
岡本先生: 「犬に毛布や布団などを用意する場合、季節によって素材を気にしてあげたほうがよいでしょう。たとえば…… ・夏場→通気性の高いコットン素材や、接触冷感タイプのもの ・冬場→保湿・保温性の高いマイクロファイバーや、フリース素材のもの といったものを選ぶとよいかと思います。 ただし、冬場は毛布と犬の毛が擦れて静電気が発生し、体に痒みが出てしまう可能性があります。部屋が乾燥しすぎていないか部屋の湿度を確認し、適度に加湿をするなど湿度も意識するよう心がけてくださいね」 (監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生) 写真提供・取材協力/@kote0201さん/Instagram 取材・文・構成/雨宮カイ ※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年10月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
いぬのきもちWeb編集室