大ブレイク中!? 日本人選手、最新市場価値アップ額ランキング1~10位。今年評価爆上がり中なのは?
5位:佐野航大(NECナイメヘン/オランダ)
生年月日:2003年9月25日 市場価値の増加額:455万ユーロ(約7.2億円/1011.1%UP) 市場価値の変動:45万ユーロ(約7200万円)→500万ユーロ(約8億円) 24/25リーグ戦成績:6試合1得点0アシスト 佐野航大は2024年に市場価値を急上昇させている。1月に45万ユーロ(約7200万円)だった市場価値が、現在では500万ユーロ(約8億円)にまで上昇した。 佐野は昨年夏にファジアーノ岡山からオランダのNECナイメヘンに加入。この移籍が市場価値急上昇のきっかけになった。 NEC加入当初は控えだったが、年明けからレギュラーに定着。1月末のゴー・アヘッド・イーグルス戦で2アシストを記録して地位を確立すると、シーズン終盤にはPSVやフェイエノールトといった強豪相手にゴールを奪い、2023/24シーズンはリーグ戦で4得点3アシストという成績を残した。 さらに、国内カップ戦の準決勝SCカンブール戦では延長戦で決勝点を決め、クラブを24年ぶりの決勝進出に導いた。ロヒール・メイエル監督は試合後、「チームの成功に貢献する決定的な存在」と賛辞を送った。 今シーズンは開幕戦のトゥエンテ戦で得点を挙げ、好スタートを切ると、ウイングだけでなくMFとしても起用され、さまざまなポジションで高いパフォーマンスを発揮している。 第5節のPSV戦では相手の決定機を阻止しようとした結果、開始13分で一発退場となり、開幕から続いていたフルタイム出場は途切れた。それでも、10月のアップデートで佐野の市場価値はチームで2番目に高くなっており、さらなる成長が期待されている。
4位:冨安健洋(アーセナル/イングランド)
生年月日:1998年11月5日 市場価値の増加額:500万ユーロ(約8億円/16.7%UP) 市場価値の変動:3000万ユーロ(約48億円)→3500万ユーロ(約56億円) 24/25リーグ戦成績:1試合0得点0アシスト 日本屈指のDFである冨安健洋は、2024年1月時点で3000万ユーロ(約48億円)の市場価値が付いていたが、その後、さらに500万ユーロ(約8億円)上昇し、3500万ユーロ(約56億円)となっている。 冨安は2018年1月にアビスパ福岡からベルギーのシント=トロイデンに加入した。当時の市場価値は35万ユーロ(約5600万円)だったが、そこからメキメキと力を付け、2019年夏に移籍金700万ユーロ(約11.2億円)でボローニャに加入。2シーズンにわたってイタリアで経験を積み、2021年夏に移籍金1860万ユーロ(約29.7億円)でアーセナルに加わった。 アーセナル加入後の冨安は、熾烈なポジション争いと度重なる負傷の影響で、常時プレーしているわけではない。それでも、出場するたびに高い評価を得るパフォーマンスを見せてきた。2023/24シーズンはプレミアリーグで22試合に出場。主に左サイドバックを担当し、リーグ優勝を争ったチームで重要な役割を担った。 圧倒的な能力がある冨安の唯一の懸念材料は、やはり負傷だ。今シーズンもケガで出遅れ、リーグ戦第7節のサウサンプトン戦に途中出場して復帰を果たしたところだが、この試合でひざを痛めたと報じられており、また戦列を離れるかもしれない。 負傷離脱を繰り返しながらも市場価値を上昇させてきた冨安。まだ25歳という若さを考慮すれば、コンディションさえ万全であれば、さらに価値を高める可能性もあるはずだ。