大ブレイク中!? 日本人選手、最新市場価値アップ額ランキング1~10位。今年評価爆上がり中なのは?
7位:守田英正(スポルティングCP/ポルトガル)
生年月日:1995年5月10日 市場価値の増加額:300万ユーロ(約4.8億円/25%UP) 市場価値の変動:1200万ユーロ(約19.2億円)→1500万ユーロ(約24億円) 24/25リーグ戦成績:8試合1得点0アシスト 守田英正は2024年に市場価値が1200万ユーロ(約19.2億円)から1500万ユーロ(約24億円)に上昇した。ヨーロッパ移籍後、これまで市場価値が一度も下がったことはない 守田は2021年1月に川崎フロンターレからポルトガルのサンタ・クララに加入。当時の市場価値はすでにJリーガーとしては高額な130万ユーロ(約2億円)だったが、1年半後には市場価値が400万ユーロ(約6.4億円)にまで上昇し、同国の名門スポルティングCPにステップアップを果たした。その後も市場価値の上昇は止まらず、最新のアップデートで1500万ユーロに達している。 サッカー日本代表の“心臓”とも言えるほど替えの効かない存在である守田は、ピッチ上で抜群のバランス感覚を発揮し、攻守両面で欠かせない役割を果たしている。それはスポルティングCPでも同様で、リーグ戦開幕8連勝中のチームで不動のレギュラーとしてプレーしている。 『ブレイキング・ザ・ライン』は、今年6月に守田を特集する記事を掲載。同メディアは、「控え目だが効果的。ピッチの外では謙虚だが、ピッチに立てば万能で、目立たないことが多い。チームのバランスを取ることに徹し、知的なファシリテーターとして完璧なパフォーマンスを見せている」と評価した。 同じ記事の中でスポルティングCPのルベン・アモリム監督は、「全ての監督が一度は日本人選手を指導してみるべきだと思う。いつでもチームを助けることを考え、1日に何度も謝り、とても礼儀正しく、常に学ぶ姿勢を忘れない。私は守田について良いことしか言えない」と絶賛していた。
6位:町田浩樹(ユニオン・サン=ジロワーズ/ベルギー)
生年月日:1997年8月25日 市場価値の増加額:400万ユーロ(約6.4億円/66.7%UP) 市場価値の変動:600万ユーロ(約9.6億円)→1000万ユーロ(約16億円) 24/25リーグ戦成績:10試合0得点0アシスト 2024年1月の市場価値が600万ユーロ(約9.6億円)だった町田浩樹は、最新のアップデートで1000万ユーロ(約16億円)に上昇した。 鹿島アントラーズの下部組織で育った町田は、2022年1月にユニオン・サン=ジロワーズに加入したときの市場価値が85万ユーロ(約1.3億円)だった。2022/23シーズン前半戦は負傷で出場できず、ヨーロッパ初挑戦後もなかなか市場価値を上げられずにいたが、2023/24シーズンはチームの主力として活躍し、2023年6月時点で200万ユーロ(約3.2億円)だった市場価値が急激に上昇した。 現在の市場価値1000万ユーロは、ベルギー1部リーグに所属する日本人選手として最高額であり、リーグ全体でも7位となっている。サッカー日本代表の10月シリーズでは、冨安健洋と伊藤洋輝が不在の中、アグレッシブな守備と丁寧なビルドアップで存在感を示し、市場価値だけでなく、パフォーマンスも急速に向上していることがうかがえる。 190cmの長身を武器に対人守備にも安定感がある町田だが、鹿島のトップチーム昇格時は線が細く、頼りない印象があった。さらに、プロ2年目には前十字じん帯断裂の大けがを経験。順風満帆なキャリアではなかったが、課題が見えるたびに乗り越えてきた町田は、いよいよ日本屈指のセンターバックに成長したと言えるだろう。