浅野ゆう子 トレンディドラマ全盛の時代振り返り「私の人生の宝物」 母と慕う大先輩からの金言も明かす
女優・浅野ゆう子(64)が10日、大阪市内でデビュー50周年の単独ライブ「YUKO ASANO 50th ANNIVERSARY SHOW『KANSYA』」(18日、大阪・心斎橋パルコ SPACE14など)の取材会に出席した。 【写真】50のポーズを決める浅野ゆう子 歌手として13歳でデビューした浅野が、昨年芸歴50周年を迎えた記念として開催する。「あっという間の50年でした。25歳の時に『俳優一本でやっていきたい』と覚悟を決めたんですけど、スタートは歌手だったことを思い出しました」と振り返り、「50年生きてこれたのは、本当に皆様に見守っていただいた、支えていただいたおかげだと。その感謝の気持ちをお伝えできることを考えました」と、「最初で最後になると思います」という周年コンサートへの思いを語った。 50年間芸能界を走り続ける浅野は、その秘けつについて「最終的には、好きだから。40歳のときに私の“母”でもある野際陽子さんに『どう生きていけばいいか』相談したんですけど、『あなたは一芸に秀でてるんだから、今のままでいいんですよ』とお言葉をいただきました」と、ドラマなどで共演した大先輩の言葉を回想した。 80~90年代のトレンディドラマで大活躍した浅野は「当時はそんなにすごいことっていうのは思っていなかったんです。でも、年月を経て振り返ってみたとき、あんなバブルの時代はもう来ないでしょうね。誰もが元気で、みんな行け行けゴーゴーの日本」と懐かしみ、続けて「あんな素敵な作品で、来週はどうなるんだろうっていう期待を込めて見ていただいた方が本当にたくさんいらっしゃいました。今はもう配信とかSNSの時代で、テレビ離れなんていう言葉が出てますけど、本当にテレビが光り輝いていた時代に楽しんでいただけた作品。これは私の人生の宝物です」と、誇らしげに語った。