国慶日のメインビジュアル公開 国旗と国花あしらう/台湾
(台北中央社)10月10日の中華民国国慶日(国家の日)を前に、祝賀行事のメインビジュアルが3日、発表された。二つの「十」は国旗に用いられる青と赤色で彩られ、その間には国花であるウメがあしらわれた。「中華民国 生日快楽」(中華民国 誕生日おめでとう)のメッセージの中央に国旗のイラストが配置され、その下に英語で「Taiwan」を含むメッセージが書かれた。 国慶準備委員会が発表した。準備委のトップとなる主任委員は例年、立法院長(国会議長)が務めることになっており、今年は国民党の韓国瑜(かんこくゆ)立法院長が担当した。国民党が準備委を指揮するのは2015年以来、9年ぶり。 この日の記者会見に出席した準備委の呉堂安(ごどうあん)秘書長によれば、メインビジュアルは、同世代の若手デザイナーによって出された複数のデザイン案の中から韓氏が選んだ。青色は自由と平和を、赤色は愛国心と情熱を表しており、台湾が異なる声と意見を融合し、愛国精神の下で台湾の未来のために共に努力し続けていくことを表現した。また、文化と歴史を象徴するウメの花と現代感のある線によって革新と伝統を示し、中華民国のより素晴らしい未来を追い求めていく姿を表した。手がけたデザイナーの名前は本人の希望により公表しないという。 来月10日に台北市の総統府前で行われる祝賀式典には、国民500人を抽選で招待する。申し込みは5日から12日まで国慶日の公式サイトで受け付ける。 音楽やダンスなどのさまざまなパフォーマンスで国慶日を祝う「国慶晩会」は来月5日に台北市内で開かれる。 (陳俊華、王承中/編集:名切千絵)