クマとの遭遇増加、要注意 人里に警戒心薄い個体も
各地で冬眠から目覚めたクマとの遭遇が増えてきた。昨年度は全国の人身被害が過去最多となり、住宅街などで餌を探す「アーバンベア」も多数現れた。被害が多い秋田県によると、今年は集落の近くに定着し、人里への警戒心が薄い個体もいるという。国や自治体は注意を呼びかけている。 岩手県北上市の山中で18日、山菜採りをしていた男性がクマに顔面をひっかかれて重傷を負った。秋田県仙北市では9日、住宅兼店舗の小屋に入り込んだ個体が猟友会のおりに捕らえられた。秋田県では4月18日時点で、既に昨年度の月間合計27件を上回る36件の目撃情報がある。