反則タックル問題、日大前監督ら会見(全文4)つぶすは他の大学でも使ってる
なぜ宮川選手だけこんなに厳しい言葉を掛けたのか
ジャパンタイムズ:ジャパンタイムズの【イケザワ 013211】です。宮川選手に成長させたいからはハッパを掛けた、厳しい言葉を掛けたのも、3年生として成長してほしいからだというふうな言葉が聞かれましたが、100人からの選手を抱えていて、なぜ宮川選手だけこんなに厳しい言葉を掛けたのか。もし、平等にほかの選手にも言葉を、同じような言葉を掛けていたというのならば、なぜ宮川選手だけがああいうプレーをしてしまったのか、お答えください。 内田:私でよろしいでしょうか。まず、全員にそういう期待するというのは時間的にも、人数が多いですからこれは非常に難しくて、じゃあそういう選手を誰がリードしていくのか、誰が押し上げるのか、下級生を引っ張っていくのか。そういうリーダーとしての人間というのは、1人、2人だと思います。それを宮川くんに期待して、ディフェンスのポジションの選手、下級生、そういう子たちを教えたり、話したりという、リーダーとして育てたいなというのが僕の考えでありました。 ジャパンタイムズ:そういう方針であることを言葉にして、宮川選手には伝えましたか。 内田:いや、僕は本人には言いません。だいたい流れでプレーを見て、だいたいそういう選手というのは全体の中で目立ってくるものなんで。 ジャパンタイムズ:そうではなくて、リーダーとなるために宮川くんに期待をしているんだということは伝えましたか、ということです。というのは、練習から外したり、試合から、出さないぞと言っていたわけですよね。 内田:そういうことは言って。 ジャパンタイムズ:言っていないですか。 内田:いないです。 ジャパンタイムズ:はい。 内田:はい。 司会:はい、次の方にしてください。あと1人で終わりたいと思います。どなたですか。
スタメンにいなかった彼がなぜ試合に出ることになったのか
フジテレビ:すいません、フジテレビ、【イトウ 013430】と言います。事実関係、1つだけ、監督は先ほど試合前に彼が直訴に来たときの言葉がよく聞き取れなかった。何を言ってるかというような空気だったということですが、ではスタメンにいなかった彼がなぜ試合に出ることになったのか。この点はどうしてなんでしょう。 内田:春の時点ではあまりスタートをこだわりません。誰が出ても、僕はいいと思います。それで、誰にでもチャンスはあると思います。それで固定するというのは逆に、良くないんではないかと。自分で、名前がなくてもずかずか出ていくのがいいんじゃないかと。 秋の場合は逆に、ダミーで出したりとか、そういうのもあると思うんですが、春の場合はまったくスタートっていうのは僕はこだわってないです。 フジテレビ:いや、ですから、オーダー表から外していた彼を、急遽、いわゆる最初のプレーに出したわけじゃないですか。これはどういう経緯なんですか。定期戦でそういうことって、何か意味があるんでしょうか。 内田:僕はそういうことは往々にしてあると思います。指定席はなるべくつくらないほうが、春のうちは選手も伸びますし、僕は指定席はなるべく春はつくらないようにしたほうがいいと思います。 フジテレビ:コーチはいかがですか。 井上:僕は2日前に練習を外しました、彼のことを。それで、彼の様子を見てました。というのは彼がどうしたいのか、考えさせたいなと。1回、練習を外れた自分を見詰め直して、考えて、で、僕になんて言ってくるかなということを、正直、彼のことをずっと見てました。で、練習、出させてくださいと、彼が言ってきて、で、さらに試合に出させてくださいということを言ってくると。それで試合に彼が出ると。で、彼が試合で思いっきりやると、そういう流れを実際、僕の中で描いておりまして、ただ、メンバー表には載せないと、もちろん2日前まで試合形式の練習は、彼、入ってなかったんで、それは、最終的に彼が出ると、やるという、言ってきたので、私は彼を試合に出させました。 フジテレビ:やるといってきたのは、クオーターバックをやりますよということを言ってきたということですよね。 井上:はい。クオーターバックをつぶす、僕はつぶしてこいと言ったんで、はい、それはそういう気持ちでいくという言葉で、はい、思いっ切りやらせたかったです。 フジテレビ:はい、分かりました。もう1問だけすいません。 司会:もうやめてください。 フジテレビ:分かりました、代わります。 【連載】反則タックル問題で日大・内田前監督らが会見 全文5へ続く