【速報】元交際相手が住むマンションに放火したなどの罪に問われた元海上自衛官の男に懲役3年 執行猶予5年の有罪判決
京都府舞鶴市で元交際相手の女性が住むマンションに火をつけたとされる元海上自衛隊員に、京都地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。 起訴状などによりますと、海上自衛隊の元2等海曹・角田誠被告(41)は、去年6月、元交際相手の女性が暮らす舞鶴市内のマンションに侵入し、キーケースなどを盗み、部屋に放火した罪などに問われています。 これまでの裁判で、角田被告は「全て間違いありません」と起訴内容を認め、弁護側は女性から婚約を破棄されて犯行に及んだとし、「悪質性は特段高くない」として、執行猶予付きの判決を求めていました。 一方、検察側は被告が女性の室内に隠しカメラを設置したり、女性の車の位置情報を把握したりするなど、婚約破棄の後も女性に強い執着があり、「自分の行動が与える影響を顧みない自己中心的で身勝手な犯行」として、懲役5年6ヵ月を求刑していました。 15日の判決で京都地裁は、「婚約解消に至る経緯には同情できる点があるものの、精神的に追い詰められていたとまでは認められない」などとして、懲役3年、執行猶予5年を言い渡しました。 あわせて執行猶予期間中、保護司などと定期的に面接をして、自らの悩みを相談するよう、保護観察処分としました。 裁判長は判決を言い渡した後、裁判員からのメッセージとして、「きょうまで支えてくれて、これからも支えてくれる家族を、悲しませることがないようにしてください」と伝えました。