火曜日と金曜日は「会議ゼロ」! ある創業者がこの働き方を徹底する理由とは(海外)
"仕事をさっさと片付ける日"を作る
会議や打ち合わせは、その考え方ややり方などによって生産性を向上させることもあれば、時間の無駄にもなり得る。そして、どんなに良い会議だったとしても、会議をやらないことでチームはひと息つくことができる。 ソフトウエア・メーカーのアトラシアン(Atlassian)は、会議や電話、そしてEメールから"解放される日"のメリットを指摘している。同社はグローバルな企業に対して、アジア太平洋地域の従業員の場合は月曜日を、欧米や中東、アフリカの従業員の場合は金曜日を"仕事をさっさと片付ける日"とするよう推奨している。 そうすることで、大陸を越えた"同僚"が協力し合える時間が増えるという。
会議や打ち合わせを減らすのも、ひとつの手
コロナ禍で会議や打ち合わせは増加した。リモートで仕事をする人が増え、「安否確認」が日々の大きな部分を占めるようになったからだ。オンライン飲み会が流行してから数年、会議や打ち合わせに費やす時間は減り始めた。ただ、今でも会議や打ち合わせがわたしたちのカレンダーを埋め尽くすことはある。 だからこそ、定期的な"見直し"が賢明なのだ。カレンダー・マネジメント会社クロックワイズ(Clockwise)のCEOで共同創業者のマット・マーティン(Matt Martin)氏はかつて、会議や打ち合わせの時間は年初から徐々に増えていく傾向があるとBusienss Insiderに語っていた。 というのも、企業によっては年初めに、従業員に対して自分の会議や打ち合わせをよく吟味し、不要なものはやめるよう指示するところもあるからだ。ただ、会議や打ち合わせの時間が再び増えると、労働者の時間を大きく奪うことになる。 「わたしたちは本当に貴重なリソースを持っているのに、誰もそれを一括管理していません」とマーティン氏は話している。 「おかげで、わたしたちは疲弊し、踏みにじられるばかりなのです」 マン氏も自分の時間の価値を分かっている。だからこそ、カレンダーの火曜日と金曜日の大きな"空白"を守ることを大事にしている。 「そのおかげで、わたしの生産性がものすごく高まったんです」
Tim Paradis