鈴木亜由子が25キロ過ぎで先頭集団から遅れる 加世田梨花、安藤友香は26キロ過ぎで遅れる
「名古屋ウィメンズマラソン」(10日、バンテリンドーム発着) パリ五輪最終選考会を兼ねて行われ、21年東京五輪代表で2時間21分52の自己記録を持つ鈴木亜由子(32)=日本郵政グループ=が25キロ過ぎで先頭集団から遅れ、パリ五輪切符獲得へ正念場を迎えた。 【写真】ランナーたちのシューズは色とりどり 蛍光カラーで華やかデザイン 26キロ過ぎでは昨年の世界選手権代表で2時間21分55秒の自己記録を持つ加世田梨花(25)=ダイハツと2時間21分36秒の自己記録を持つ安藤友香(29)=ワコール=も先頭集団から後れた。 五輪切符は残り1枚。現在1番手は1月の大阪国際女子マラソンで2時間18分59秒で19年ぶりに日本記録を更新した前田穂南(天満屋)で、今大会で前田の記録を上回る選手がいれば、その最上位の選手が五輪切符を手にする。 今大会は先頭集団のペースメーカーが1キロ3分18秒で設定され、最長30キロまでけん引する。このままのペースでいくと、ゴールは2時間19分15秒となるため、五輪切符獲得には勝負どころを見極める必要があった。日本記録更新へは、終盤でのペースアップが必須となっている。