「BABYMETAL」が米国で快挙を達成できたワケ

　とはいえ、日本のアイドルグループが米国でまったく通用しないかというと、そういうわけでもない。 　14年には「モーニング娘。’14」や「Cheeky Parade」、「BABYMETAL」が単独ライブを開催。 　中でも、3人組メタルアイドルユニット「BABYMETAL」は、今月1日に世界同時発売したニューアルバム『METAL RESISTANCE』が、米ビルボードの総合アルバムランキングで日本人としては坂本九以来、53年ぶりのトップ40入りという快挙を果たした。 　「もちろん、アイドルには成長過程、ストーリーが見られるというだけでなく、純粋にパフォーマンスを楽しむという魅力もあります。実際、『BABYMETAL』はメタルファンも満足させるハードな楽曲と可愛らしいルックス、SU-METALをはじめとしたメンバーのメタルを歌いこなす素晴らしい歌唱力、ダンスの完成度でファンを魅了しています。そういった個性やパフォーマンスが高く評価されれば、ほかのアイドルグループも米国での活躍も十分可能でしょう」(三杉氏) 　 　そもそも、「BABYMETAL」の海外での人気爆発のキッカケは、YouTubeにアップされた動画と言われている。 　ライブパフォーマンスには定評のある「ももクロ」だけに期待したいところだが、果たして米国の壁を打ち破ることができるのか? (文責/JAPAN芸能カルチャー研究所)