ANA JCBカード、若者向けの年会費無料「FIRST」と初の招待制カード
全日本空輸(ANA)とジェーシービー(JCB)は、18歳から29歳までを対象とした「ANA JCB CARD FIRST」を、2025年1月から発行開始する。現在発行している「ANA JCBカード ZERO」をリニューアルし、新たなカードとするもので、年会費無料としながらマイル付与率の向上や新デザインの採用などで新社会人に訴求していく。 【この記事に関する別の画像を見る】 また、「ANA JCBワイドゴールドカード」利用者に向けた完全招待制のカード「ANA JCB CARD Precious」を、2025年3月頃に追加する。 ■ ANA JCB CARD FIRST ANA JCB CARD FIRSTは、18歳から29歳までを対象とした若者向けのANA JCBカード。現在の「ANA JCBカード ZERO」をリニューアルし、よりマイルが貯まりやすくなるほか、券面もANAカード初の“縦長”に刷新し、「シンプルでスタイリッシュ」をコンセプトに、グレーを基調としたデザインとした。 国際ブランドはJCB。年会費は無料で、ポイント還元率は還元率1.0%(Oki Dokiポイント)。カード利用1,000円(税込)につき、1Oki Dokiポイントがたまり、1Oki Dokiポイントは10マイルに移行できる。従来のZEROでは、0.5%のポイント還元だったが、付与率を向上し、ANAマイルが貯めやすくなる。そのため、旅行好きやANAでの飛行機移動が多い人に向けて展開する。 なお、ANA JCB CARD FIRSTの対象者は18歳から29歳までだが、有効期限は5年間。5年後にはANA JAL CARDの一般カードになる(年会費2,200円)。新社会人の「初めてのカード」としてANAマイルの貯めやすさや年会費無料をアピールしていく。 また、入会でボーナスマイルが3,000マイル付与される(従来はゼロ)ほか、搭乗マイルは10%。また、新たに年間100万円(税込)以上の利用で5,000マイル貯まるようになる点も、ANA JAL CARD FIRSTの特徴となる。 なお、ANA JCB CARD FIRSTの発行後は、従来の「ANA JCBカードZERO」の利用者もカードの有効期限までのサービス内容が、手元のカードのまま、ANA JCB CARD FIRST相当となる。 ■ ANAカード初の完全招待制「ANA JCB CARD Precious」 「ANA JCB CARD Precious」は、ANAカード初となる招待制のカード。年会費は39,600円(家族会員4,400円)で、マイル移行還元率が1.2%と優遇されるほか、プラチナ付帯サービスやプライオリティパスなどが利用可能となる。 「ANA JCBワイドゴールドカード」(年会費15,400円)の利用者で、年間300万円(税込)以上のカード利用で「ANA JCB CARD Precious」への招待が送られる。ゴールドカードと、「ANA JCBカードプレミアム」(年会費77,000円)の中間のカードとなり、「選ばれた人だけが持てるゴールドカードより更に上質な招待制カード」としている。 カードデザインは黒を基調とした券面に、ANA JCBカード共通デザインの尾翼のマークとカード名称を金色で印字。「ゴールドカードのワンランク上」の特別デザインとした。 海外・国内旅行傷害保険は 最高1億円(死亡・後遺障害の場合)。マイル移行比率は1.2%で、ゴールドカードの1%より高くなる。ただし、年間300万円以上のカード利用が必要で、適用されない場合は1%となる。またカードの入会・継続で5,000マイルを付与するほか、搭乗マイルは25%となる。 ラウンジサービスは、JCB空港ラウンジのほか、世界各国の空港ラウンジやレストランでの食事に使える「プライオリティパス」に対応。カードの付帯サービスも、プラチナ付帯サービスとなり、JCBコンシェルジュサービスが利用可能。また、ANA開催イベントへの特別招待や優待など、同カード限定のサービスを提供する。
Impress Watch,臼田勤哉