送迎用の車を購入検討中。妻は7万円払ってボディカラーを「ピンク」にしたいそうです。色を変えると何かあるのでしょうか?
車を購入する際に、車種やグレードと並んで大切なのが車のボディカラーです。白や黒などのベーシックな色は万人受けするため、このような色合いの車を選ぶ人も多いかもしれません。しかし中には自分の好みなどの理由から、街であまり見かけない色合いのボディカラーを選ぶ人もいるでしょう。 そこで今回は、オプション料金7万円を払って車のボディカラーをピンクにするメリットについてご紹介します。ボディカラーの色によってどれくらい費用がかかるのか、ボディカラーによって車の価値が変わるのかについても解説しますので、車の購入を検討している方はぜひ参考にしてください。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
車のボディカラーのオプション費用はどれくらいかかるのか?
車のボディカラーを選ぶ際、基本のカラーであれば追加費用は発生しませんが、特定のカラーやメタリック塗装、パール塗装などの特別仕様の色にはオプション料金がかかることがあるようです。 メーカー各社で異なりますが、選ぶボディカラーによって税込み2万7500円~7万7000円ほどの追加のオプション費用がかかるようです。ただし、これはあくまで一部車種に限った金額であるため、購入予定の車によってはさらに費用がかかる可能性もあります。 一般的な白や黒などのベーシックな色の塗装は生産ラインでも多く採用されるためコストがおさえられる一方で、需要の少ない色や工夫をこらした色合いは特注のような扱いとなり費用がかさむと考えられます。
車のボディカラーで価値が変わるのか?
ボディカラーが車の価値に与える影響は、購入時だけでなく将来的なリセールバリュー(中古車市場での価値)にも関係してきます。一般的に、白や黒、シルバーといったベーシックな色はリセールバリューが高いといわれています。これは白や黒などの定番色は購入希望者が多く、中古車市場での需要が高いためです。 一方で、赤や緑のような特定の色は需要が限られており、場合によっては売却時の価値が下がるリスクもあります。特にピンクは敬遠されがちな色でもあるため、買い取り価格が低くなる傾向にあるようです。 実際、株式会社ファブリカコミュニケーションズが実施した「クルマの色に関するアンケート」によると、現在持っている車のボディカラーは白が一番多く26%でした。次いでシルバー(17%)、黒(15%)と続きます。 この3色で半数を超える結果となったため、やはり上記のようなベーシックカラーが人気であることが想定されます。なお、ピンクと回答した方は5%という結果であり、比較的少ないことが分かります。