【オリックス】2年目左腕が“急変”も交代させられず 痛恨の逆転負けで3連勝逃す
◆パ・リーグ 西武6―5オリックス(25日・ベルーナドーム) 2年目左腕が“急変”し、痛恨の逆転負けで3連勝を逃した。オリックス・中嶋監督は何度も首をひねった。「6回はなんやったんやって話やし、今のチーム状況を考えたら7回は絶対に投げ切らなきゃいけない」。7回途中6失点で2敗目を喫した先発・曽谷に厳しい言葉を並べた。 6回は8球で3者凡退に仕留めるなど、そこまで球数68球だったが、3点リードの7回に暗転。5安打の集中砲火を浴びて2点を失い、なお1死満塁で降板した。2番手・井口も火を消せず、外崎に逆転2点打を献上。指揮官は「(曽谷を早めに)代えた方が良かったのかな…ってのも、結果論ですけどね」とうめいた。 投手陣の苦しい台所事情も交代が遅れた原因だ。故障者が続出する中、当初は今カードに先発予定だった山下が上半身のコンディション不良を訴えて登板回避。同3戦目を異例の週2度目のブルペンデーにせざるを得ない状況となり、曽谷の踏ん張りに期待したが…。 「今週の投手の使い方を考えた時に、このメンツでどうやってやるんやと。やんなきゃいけないですけどね。だからこそ、球数的に7回は…」と中嶋監督。26日には支配下登録したばかりの2年目右腕・才木らを昇格させ、リリーフ総動員で交流戦前最後の一戦に臨む。(小松 真也)
報知新聞社