ブレイク必至!? 広島、次世代のスター候補6人
田村俊介
投打:左投左打 身長/体重:178cm/93kg 生年月日:2003年8月25日 経歴:愛工大名電高 ドラフト:2021年ドラフト4位 将来のクリーンアップと期待される田村俊介。和製大砲の存在が望まれているチームにおいて、ブレイクが待たれる選手と言えるだろう。 愛工大名電高校では、最速145キロを誇る左腕として活躍した一方、高校通算32本塁打を放った打撃力も注目を集めた。迎えたドラフト会議では、広島東洋カープから4位を受け、外野手として勝負することとなった。 ルーキーイヤーは故障の影響もあり、一軍出場は果たせず。二軍で43試合出場、打率.185と低調な結果に終わった。 それでも、2023年にはファームで59試合に出場し打率.278、4本塁打、29打点と前年を大きく上回る数字をマーク。シーズン終盤に一軍へ昇格すると、6試合連続安打を記録するなど、好調ぶりを見せた。 しかし、死球を受けた際に左小指を骨折。一軍でも10試合出場で打率.364(22打数8安打)と結果を残していただけに、無念の負傷離脱となった。 故障も癒えた2024年は、外野のレギュラー陣に割って入り、飛躍のシーズンとしたい。
斉藤優汰
投打:右投左打 身長/体重:189cm/91kg 生年月日:2004年5月27日 経歴:苫小牧中央高 ドラフト:2022年ドラフト1位 高校時代に150キロをマークし、ドラフト1位入団を果たした斉藤優汰。高身長から繰り出される速球は、打者にとって脅威になるはずだ。 苫小牧中央高校で甲子園出場は果たせなかったが、最速151キロを計測し、スカウトから大きな注目を集めた斉藤。ドラフト会議では、広島東洋カープから1位指名と最高の形でプロ入りの切符を掴んだ。 ルーキーイヤーの序盤は身体作りに努めつつ、5月にファーム対外試合で初登板。1回2失点ながら、2つの三振を奪うなど可能性を示した。 最終的にファームで5試合に登板し、0勝1敗、防御率4.02と数字では目立たなかったものの、終盤に調子を上げ、9月のソフトバンク戦では先発として7回2失点の好投も披露した。 オフには、最大の武器である力強いストレートに磨きをかけた。高卒2年目の2024年は飛躍を遂げ、実りある1年にしたい。