ブレイク必至!? 広島、次世代のスター候補6人
いよいよ球春到来を迎えた2024年シーズンのプロ野球。レギュラーシーズンに向けて各球団がスタートを切ったが、チームの躍進には若手選手の底上げが不可欠といえるだろう。そこで今回は、今季のブレイクが期待されている広島東洋カープの若手有望株を紹介する。
中村貴浩
投打:右投左打 身長/体重:177cm/85kg 生年月日:2000年4月9日 経歴:九州国際大付高 - 九州産業大 ドラフト:2022年育成選手ドラフト2位 非凡な打撃センスで飛躍を期待されているのが、中村貴浩だ。 九州国際大学付属高校では1年夏からベンチ入りを果たすも、甲子園出場は果たせず。高校時代は内野手だったが、九州産業大学進学後は、外野手に転向した。 大学では、3年秋にMVPや本塁打王といったタイトルを獲得。飛ばす力は十分にある一方、確実性の面で課題を残したこともあり、育成ドラフト2位での広島東洋カープ入団となった。 ルーキーイヤーは、育成ながらオープン戦初打席で初安打を記録。新井貴浩監督からも一目置かれる存在となると、開幕後はファームで結果を残し続け、5月に支配下契約を勝ち取った。 同年に一軍デビューも果たし、打率.176ながら初打点、初盗塁をマーク。2024年は一軍でのプロ初アーチ、そしてレギュラー定着を目指していく。
韮澤雄也
投打:右投左打 身長/体重:177cm/83kg 生年月日:2001年5月20日 経歴:花咲徳栄高 ドラフト:2019年ドラフト4位 内野の守備力は申し分ない韮澤雄也も、ブレイクが期待される1人である。 花咲徳栄高校では入学後すぐにベンチ入りを果たし、同年夏に甲子園優勝を経験。また、1年秋からショートのレギュラーを確保し、チームの主軸に。幾度となく甲子園の土を踏み、3年時にはU-18高校日本代表にも選出された。 その実績と抜群の野球センスは高い評価を受け、ドラフト4位で広島東洋カープに入団した。 入団後2年間はファームで過ごし、2021年は二軍で4本塁打を記録。徐々に経験を積むと、2022年に満を持して一軍デビュー。初安打も記録したが、7試合で打率.100と苦しんだ。 2023年も45試合に出場したが、打率.140と一軍の壁に阻まれた。それでも、ファームでは打率.289と一定の成績を収めた。 高卒5年目を迎える2024年、内野陣を脅かす存在になれるのか、真価が問われることになりそうだ。