香川の雑煮といえば…丸いあん餅、12月末は普段の100倍用意「健やかな1年を」
高松市片原町の老舗餅菓子店「エビスヤ本店」では、雑煮用のあん餅作りがピークを迎えている。 【写真】香川・高松の「おととせんべい」は魚の標本みたい
30、31日は1日あたり約1万個と普段の100倍を用意するため、店主と従業員3人の態勢を13人にして対応。作業場では、餅つき機から出てきた生地であんが包まれると、従業員が手際よく丸めていた。
もち米の高騰で今年は1個180円に値上げしたといい、店主の前川亮さん(50)は「ご迷惑をおかけするが、真心込めて作ったお餅を食べて、健やかな1年を過ごしてほしい」と話していた。
店頭には鏡餅などを買い求める客で列ができていた。同市の男性会社員(38)は「幼い頃から正月といえばあん餅雑煮。家族で楽しみたい」と、あん餅を購入していた。
問い合わせは同店(087・821・4030)。