県内初!Amazonの配送拠点開設-利便性向上&新たな配送ビジネスも【新潟】
インターネット通販大手の「Amazon」は、2024年9月に県内初となる配送拠点を開設しました。県内の一部のエリアで、700万点以上の商品が翌日に届くなどネット通販の利便性が高まっています。 【動画】県内初!Amazonの配送拠点開設-利便性向上&新たな配送ビジネスも【新潟】 ベルトコンベアに次々と流れてくる荷物。新潟市南区にオープンしたのは、インターネット通販Amazonの配送拠点『新潟南デリバリーステーション』です。顧客に商品を届ける最後の区間「ラストワンマイル」の起点となる場所で、1日平均で1万点から2万点の商品が集まります。 独自の配送拠点の新設で、注文から配達までの時間を短縮することができるため、新潟市や阿賀野市などで700万点以上の商品が翌日に受けることが可能になりました。 ■アマゾンロジスティクス ダニエル・スンウォン・ジョンさん 「この地域に作ることによって、効率にもよさそうという判断になっているという認識です。」 デリバリーステーションでは、効率化をはかるためにアマゾン独自で開発した『自動仕分けシステム』が導入されています。 ■柿木哲哉記者 「こちらのスキャナーでラベルのQRコードを読み取って、自動で配送地域ごとに荷物を仕分けています。いままさに問題となっている、物流の人手不足を解消する狙いがあるということです。」 物流業界の人手不足が心配される中、アマゾンは個人事業主などと直接契約を結び、個人宅に配達する独自の配達網で荷物を届けています。 新潟市東区にある写真スタジオ。そこに届いていたのは、アマゾンからの大量の配達物です。 ■残間滉人さん 「半径2km前後に配達をする商品たちになります。(Q.数はどれくらい?)約50個くらいになります。」 事務所や店舗の空きスペースに届いた荷物を、個人宅に届けるAmazonHubデリバリー。写真スタジオを経営する残間滉人さんは、副業として配達員を務めています。 ■残間滉人さん 「土日が本業で多く使ってしまうので、平日の月曜日から金曜日をうめるのに意外とちょうどよかった。」 2022年の開始以降、首都圏を中心に31都道府県(県内除く)に広がっていますが、県内は配送拠点ができたことで応募が始まりました。 ■アマゾンロジスティクス ダニエル・スンウォン・ジョンさん 「車の数が足りなければ,配送能力は落ちるので、サービスが落ちてしまう、誰でも配送できるのがAmazonとしてのメリット。」 残間さんは、週に5日・1日約50個の配達物を届けています。 ■残間滉一さん 「会社そのものの固定費が、Hubデリバリーの稼ぎで置き換わっている。不定期じゃないという面を考えると、よい収入になっていると思う。」 ■アマゾンロジスティクス ダニエル・スンウォン・ジョンさん 「社会の企業のひとつとして、新潟市の伸び・成長に対して貢献ができるコミュニティの一員として一緒に力を合わせたい。」