暇空茜が都知事選出馬 キャラクター“琴葉茜”の権利元「特定の思想には一切関知しない」
音声合成ソフトキャラクター「琴葉茜(ことのはあかね)」を運営する株式会社エーアイが6月21日、「『琴葉茜・葵』に関するお問い合わせにつきまして」と題した声明を公開した。 【画像】関西弁で喋る音声合成ソフトキャラクター・琴葉茜 同社はキャラクター・琴葉茜に関して現在、多くの問い合わせが送られてきていると説明。 その上で「当社及び当社キャラクターは、特定の思想や特定の出来事への賛否、及び政治信条等には、一切関知するものではございません」と表明した。 エーアイ社の発表前日である6月20日には、暇空茜こと水原清晃さんが、7月7日(日)に投開票される東京都知事選挙へ「ひまそら あかね」名義で立候補している。 KAI-YOUは、暇空茜さんの言動や政治的活動が、琴葉茜の「キャラクター使用ガイドライン」に違反している可能性はないのか、エーアイ社に問い合わせを行っていた。
関西弁で喋る音声合成ソフトキャラクター・琴葉茜
琴葉茜は、声優・榊原ゆいさんの声を元に制作された、関西弁で喋る音声合成ソフトのキャラクター。キャラクターデザインは吉田ヨシツギさん。 2014年、エーアイ社が開発、株式会社AHSが発売する入力文字読み上げソフト「VOICEROID」シリーズのひとつとして、『VOICEROID+ 琴葉 茜・葵』が発売された。 以降、現在に至るまでに歌声合成ソフト「Synthesizer V」版や、入力文字読み上げソフト「A.I.VOICE」 版などが展開されている。 また、エーアイ社は、個人または法人化されていない同人サークルによる琴葉茜の二次創作物に向けた「キャラクター使用ガイドライン」を制定。 YouTubeやニコニコ動画では、琴葉茜のボイスやキャラクターを使用した二次創作の動画コンテンツが多数投稿されており、一度は見たことがある人も多いはずだ。
Colabo問題の渦中にある都知事候補・暇空茜
暇空茜こと水原清晃さんは、10代女性の支援を目的とする一般社団法人・Colabo(コラボ)及びその代表・仁藤夢乃さんらとの騒動の渦中にあり、SNSなどでもその発言が度々物議を呼ぶ人物だ。 自身のYouTubeチャンネルでは、琴葉茜と思われる合成音声ソフトおよび琴葉茜に類似したキャラクターを使用し、Colaboや仁藤夢乃さん、フェミニストたちを批判する動画などを投稿してきた。 また、水原清晃さんは、SNSなどのプロフィール画像にも琴葉茜に類似したキャラクターのイラストを使用している。