韓米共同開発の望遠鏡 ISSに設置=来年から太陽コロナ観測
【ソウル聯合ニュース】韓国宇宙航空庁と韓国天文研究院は13日、米国と共同開発した望遠鏡「太陽コロナグラフ(CODEX)」が前日に国際宇宙ステーション(ISS)に設置されたと発表した。コロナグラフは、太陽の大気の最も外側にあり、明るさが太陽表面の100万分の1以下のコロナを観測できる望遠鏡。5日に米フロリダ州のケネディ宇宙センターから米スペースX社の補給船で打ち上げられた。 CODEXは10日から3日間かけ、米航空宇宙局(NASA)のロボットアームでISSに取りつけられた。1か月間の試験運用後、最長2年間にわたり太陽を観測する。 軌道周期90分のうち最大55分ずつ太陽を観測。コロナの形状だけでなく温度や速度を同時に観測し、2次元で表示する。 観測データはNASAの地上局が受信し、ゴダード宇宙飛行センターと韓国天文研究院のデータセンターに送られる。NASAがCODEXの運用と管制を担当し、韓国天文研究院はゴダード宇宙飛行センターと共に観測計画を立て、運用状況をモニタリングする。 研究チームは来年1月から本格的な観測を行う見通しだ。観測データを基に太陽風の加速プロセスやコロナの加熱メカニズムを精密に分析する。
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