【神戸新聞杯】2番人気メイショウタバルが鮮やかな逃げ切りで重賞2勝目 浜中「こういう形になるとしぶとい。しっかり押し切ってくれた」
「神戸新聞杯・G2」(22日、中京) 2番人気のメイショウタバルが大外枠から積極的にハナを奪うと、道中は後続を引き離して“一人旅”。そのまま直線でも粘り腰を見せて押し切った。毎日杯に続く重賞2勝目を達成。半馬身差の2着には、好位のインから力強く脚を伸ばした3番人気のジューンテイク、3着には4番人気のショウナンラプンタが入った。以上の上位3頭が菊花賞(10月20日・京都)の優先出走権を手にした。勝ち時計は2分11秒8(稍重)。 浜中は「強かったですね。毎日杯でもきょうのような馬場状態で非常に強い競馬をしていたので、きょうみたいな馬場は得意だと思っていました」と充実の汗を拭う。「スタートを出てからは無理に手綱を押していかず、馬の気分に任せて1コーナーを迎えたいと思っていました。1コーナーまで非常にうまく入れました。こういう形になればしぶといですし、しっかりと押し切ってくれましたね」と殊勲の相棒をたたえた。 この勝利で菊花賞の優先出走権をゲット。春は皐月賞で17着、ダービーは出走取消とクラシックで不完全燃焼に終わっているだけに、鞍上は「間隔をあけて馬の気分もフレッシュでしたし、少しずつ大人になってきていると感じます。無事にこのまま次のレースに向けていい形で本番に向かえれば」と、大舞台を見据えて気持ちを新たにしていた。