新井監督の“構想外”…?広島の戦力外候補(5)カープの“超有望株”ではあるが
熾烈な争いが繰り広げられるプロ野球の世界では、十分な結果を残すことができなければ、必然的に厳しい立場となる。そんな中、2024年もレギュラーシーズンが終了。来季の契約にも注目が集まる時期となった。そこで今回は、今オフの戦力外通告が懸念される広島東洋カープの選手を紹介したい。
小林樹斗
投打:右投右打 身長/体重:182cm/88kg 生年月日:2003年1月16日 経歴:智弁和歌山高 ドラフト:2020年ドラフト4位 智弁和歌山高から入団し、プロ4年目を迎えている小林樹斗。ここまでは結果を残せていないシーズンが続いている。 名門・智弁和歌山高で1年春からベンチ入りしていた小林は、先発だけでなく、中継ぎやクローザーの役割も経験。ドラフトでは広島東洋カープから4位指名を受け、NPB入りの切符を手にした。 プロ1年目は、2021年シーズン最終戦のヤクルト戦でプロ初登板初先発。投球内容は4回6失点となったが、村上宗隆から2三振を奪うなど、今後を期待させる投球を見せた。 しかし、翌2022年6月に右肘を疲労骨折。同年はファームで8試合に登板して4勝0敗、防御率2.70の成績を収めていたものの、リハビリに時間を費やすこととなった。 復帰した昨季は、ファームで16試合に登板し、防御率2.95と順調な回復ぶりを見せた。しかし、同年オフの秋季キャンプで再び右肘を疲労骨折し、骨移植手術を受けることに。 今季は8月にファームで復帰したが、18試合のリリーフ登板で防御率5.30と苦しんだ。将来を期待された存在だけに、一刻も早く本来の力を取り戻したい。
ベースボールチャンネル編集部