【高校サッカー】静学、3度目の頂点へ…FW大木悠羽(3年)が俊足武器に裏を突く…全国選手権28日開幕
大木は今季のエースストライカーとして期待されてきた。中学時代は名門の清水エスパルスジュニアユースでプレーしており、新チームで結果を出し続けてきた。浜名との新人戦決勝(2〇0)では1―0の後半12分にDFを背負いながら反転してダメ押しゴール。藤枝東との県総体決勝(2〇1)では勝ち越し点を挙げた。 だが夏の全国総体は無得点。プレミアリーグでも6月の岡山戦以来、得点がない。9月にはボランチから転向した乾皓洋(3年)に定位置を奪われた。前線でボールを収めるポストプレーに課題があり「監督が1トップに求めるプレーができなかった」と悔しさをかみしめる。 50メートル6秒1の俊足を生かした、DFの裏を突くプレーが武器。「そこで勝負していくしかない」と全国を見据える。先発したプレミア・東福岡戦では何度かチャンスをつくった。紅白戦での動きもキレている。残り少ない対外試合でアピールしていく。(里見 祐司) ◆大木 悠羽(おおき・ゆう)2006年10月16日、静岡市生まれ。18歳。幼稚園からサッカーを始める。竜爪中時代は清水エスパルスJYでプレー。174センチ、67キロ。血液型O。家族は両親と兄、弟。
報知新聞社