殴ったのは別人、外国籍の男性を誤認逮捕 3時間後に釈放 警視庁
警視庁は4日、トルコ国籍の30代の男性を公務執行妨害容疑で誤って逮捕し、約3時間後に釈放したと発表した。 地域総務課によると、4日午前1時ごろ、東京都新宿区歌舞伎町1丁目の路上で、4~5人の外国人グループとナイトクラブの関係者が入店を巡りトラブルになった。駆けつけた新宿署員の1人が止めに入ったところ、突然顔を殴られ、警察官は目の前にいた男性を午前1時10分に現行犯逮捕した。 だが、その後、付近の防犯カメラを確認したところ、別の人物が殴っていたことが分かり、午前4時20分に釈放した。ほかの署員もこの男性が殴ったか確認を徹底していなかったという。 同課は「誤って逮捕した方に対して心よりおわび申し上げます。再発防止に向け、指導を徹底して参ります」とした。(吉村駿)
朝日新聞社