“あおり運転”に遭遇したらどうするのが最善策!? 警察への通報は?
どんな場合も怒ってやり返すのは危険避難して警察に通報を!
あおり運転が厳罰に処されることは周知の事実だが、それでもあおってくるドライバーは存在する。これはもう人間性の問題であり、善悪や道徳などは無視しているわけだ。なかには、わざとぶつけさせて金を脅しとるためにあおる手合いもいると聞く。 【画像を詳しく見る】あおり運転は厳罰対象 こういう相手に腹を立てて相手をするだけ損。ウインカーを出して左に寄り、相手を先に行かせるか、人の目がある施設の駐車場にクルマを入れてやり過ごそう。 相手にとって格好の攻撃材料になってしまうので、くれぐれもあおり返したり、ホーンを鳴らしたりして抗議しないようにしたい。 また、ドライバー以外にクルマに乗っている人がいるなら、あおられたらすぐにスマホで動画を撮影(運転席以外に同乗者がいる場合)し、すぐに警察に通報するのがベスト。 証拠を残しておかないと、警察も動きようがないし、あおられている最中ならパトカーが急行してくれる可能性が高いからだ。もちろん、ドライブレコーダーを装備しているなら、証拠確保能力はスマホよりも高い。 ドライブレコーダー装着車のステッカーをクルマに貼っておけば抑止効果になる。近年は、あおり運転や危険運転のドラレコ映像通報窓口が、各警察署に設けられているので、積極的に通報したい。
もしクルマを強引に停車させられたり、相手が降りてきたりするような場合は、ドアロックをして窓を閉めた状態で即座に警察に通報する。 可能であれば相手の顔や声、脅しの一部始終を動画で記録しておくといい。相手は強引にドアを開けようとしてくるかもしれないが、徹底無視を決め込もう。 電話をするときはハンズフリーが可能な場合以外は必ずクルマを停止してから行うこと。 あおり運転は3年以下の懲役または50万円以下の罰金を科され、運転免許も一発取り消しになる重大犯罪だ。
前後撮影のドラレコを装着
昔と今とでは、ドライブレコーダーに求められる機能が変わってきた。昔は「事故の瞬間」の記録がメインだったが、現在は「あおり運転」「車上荒らしやイタズラ」の記録も重視したい。 クルマの前方も後方も同時に記録できて、暗い夜間でもクルマのナンバープレートがクッキリ見える、高性能なドラレコの装着が大切。 もしフロントカメラのみだったり、低画質ドラレコを使っていたりするようなら、2カメラモデルへの買い換えをおすすめしたい。
あおられやすい運転とは?
あおる側が悪いのは大前提として、あおられやすい運転はたしかに存在する。一定速度で走行できない、発進や加速のタイミングが明らかに遅い、クルマの流れに乗れず不要な場面でブレーキを踏みまくる、高速道路走行中に追い越し車線から走行車線に戻らない、並走車の前方にいきなり割り込みブレーキを踏ませるなど、いわゆる「自分勝手な運転」はあおられる危険大。自分では気付いていないことも多いので見直すこともあおり運転の防止につながるはず。
<文/CGP編集部>