やんばるに本来いないはずのシカ 2週間ぶりに再び目撃 記録的豪雨災害も生き延びたか
本島北部のやんばる地域で先月21日、沖縄本島にいるはずのないシカが目撃された件で、約1か月ぶりにシカの姿が捉えられ、RBCはその最新映像を入手しました。先月目撃された場所から10キロ以上離れていて、シカは国頭村内を北上したとみられます。 【写真4枚】本来いてはならないシカ やんばるで再び目撃 豪雨災害生き延び シカを撮影したのは琉球大学大学院で動物行動学を研究している丸田裕介さんで、22日朝、動物が交通事故にあう「ロードキル」の発生状況を調査するために国頭村内を北上していたところ、目の前にシカが突如現れたということです。 ▽シカを撮影した丸田裕介さん 「これまで聞いていた目撃場所よりだいぶ北のところだった。ニュースでは聞いていたんですけど、本当にいるんだという衝撃」 シカは先月21日、国頭村の謝敷や安田で相次いで目撃されていましたが、先月29日以降、約2週間、目撃情報が途絶えていました。 しかし先週から再び目撃されはじめ、22日朝は先月の最初の目撃場所から約10キロ北の奥集落で目撃されました。 ▽シカを撮影した丸田裕介さん 「通学中の児童を攻撃してきたり、そういった人的な被害を危惧しています」 目撃場所の近くにある奥小学校では、保護者や先生が児童に付き添って登校するなどの対応が取られました。 国頭村では、このシカが人に危害を加える可能性があるため、見つけても近づかないよう、注意を呼びかけています。
琉球放送