伝統の「キツネ踊り」披露 大分・姫島、顔白塗りで赤いひげ
大分県・国東半島沖の姫島(同県姫島村)で15日夜、姫島盆踊りが開かれた。小学生や幼児約15人が鎌倉時代の念仏踊りが起源とされる「キツネ踊り」を披露。白塗りの顔に赤いひげを描き、尻尾の付いた白い衣装でキツネのしぐさをまねて軽快に舞った。 初めてキツネ踊りの見物に訪れたという30代の女性会社員=同県中津市=は「子どもたちがかわいく、楽しめた」と笑顔で話した。 姫島盆踊りは2012年、国の選択無形民俗文化財となった。新型コロナウイルスの影響で20年から中止していたが、昨年4年ぶりに開催された。 姫島は周囲約17キロ、人口約1700人。