「ナラティブガンダム」改修機に称賛の声 ガンプラモデラーが創造『ガンダムUC』“アナザーストーリー”とは?
2021年に劇場公開された『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』を観たことをきっかけに、本格的に“ガンプラ復帰”を果たしたモデラーのpapicoさん(@papico910)。ナラティブガンダムをベースに、自身の思い入れの深いバンシィの要素を落とし込み、こだわりを詰め込んだ『ナラティブガンダム改修型type-BANSHEE-』を作り上げ、5000以上のいいねを獲得した。自身のこだわりとともに、本作の裏にある想いを込めた“もう1つの物語”について話を聞いた。 【写真】全身やバックショットもカッコイイ…細部まで丁寧に作られた『ナラティブガンダム改修型type-BANSHEE-』
■ナラティブガンダムも好きだが、合わせに使用したバンシィに思い入れがあった
――『ナラティブガンダム改修型type-BANSHEE-』が5000を超えるいいねを獲得されました。そもそも本作はどのようなきっかけで作ろうと思われたのですか? 【papico】「MGナラティブガンダムver.ka」の商品情報が発表されたときから構想を練ってました。過去のユニコーンガンダムキットのパーツ(サイコフレーム)と互換性があるという情報を見たときに「バンシィやフェネクスと合わせればカッコいいのではないか」と思い、「もしやるのであれば、ユニコーン系列機で一番好きなバンシィと合わせたいなぁ」と考えを膨らませながら発売を心待ちにしておりました。バンシィは物語後半でバンシィ・ノルンという機体に改修されるのですが、今回は好きなキャラクターであるマリーダが搭乗している物語前半に登場したバンシィをチョイスしました。 ――待望の制作だったわけですね。「ナラティブガンダム」に何か特別な思い入れがあるのですか? 【papico】ナラティブガンダムも好きな機体ですが、どちらかというと合わせに使用したバンシィという機体に思い入れがあり、バンシィの要素をナラティブガンダムに落とせればいいなと思ったのがきっかけです。ナラティブガンダムはサイコフレームの試験機という設定であり、腕部や太腿部分のフレームがむき出しであることが特徴の機体です。その見た目から劇中でも「やせっぽち」という不名誉な呼ばれ方をしていました。僕も初見は同じ印象でした。でも逆に言えば装甲を排したスリムなシルエットということ。女性的なシルエットを目指していた僕にとってはうってつけでした。なので今回の改修は装甲を追加せず、あえてそのまま剥き出しにしてます。