投資は「すぐに使わないお金で」とのこと。毎月全額を使い切っている場合、投資はできないということでしょうか?
投資をするためには、原資となる資金が必要になります。運用資金の捻出のためには、ちょっとした工夫が必要になりますので、本記事でその内容について解説します。 なお、投資は貯金や定期予期などの貯蓄と違って、元本は保証されず、しかもリスクを取りながら運用します。したがって、投資をする場合には、リスクを十分認識し、あくまで自己責任で行う必要があります。
投資ができるように家計を見直す
(1)家計簿をつけ、収支を把握する 毎月いくら収入があって、どれくらい何に使っているのかを把握することが基本です。無駄な支出はないか、削減できるものはないかなど、家計の“見える化”をして、お金の流れを把握することから始めましょう。 なお、家計簿をつけるのが面倒で、どうも苦手だという人は、家計簿アプリを使えば、手軽に収支を把握できるので活用するとよいでしょう。 (2)生活のダウンサイジングをする 家計の“見える化”ができたら、食費や光熱費、小遣いといった日常使う費用の見直しをします。最も効果があって、長続きするのが固定費の削減です。 具体的には、住宅ローンがある人は低金利のローンへの借り換え、生命保険を契約している人は契約内容の見直し、あるいは格安携帯電話への切り替えや自動車を保有している人はカーシェアリングを活用するなど、できることから始めましょう。 (3)2つ目の収入を確保する 投資をするために、収入を増やすことも一つの選択肢です。現在勤務している会社で昇進し給与アップをすることは王道ですが、計画どおりいくとはかぎりません。また、転職や独立をして、今よりも高い年収を確保するという方法もありますが、投資のためにそれを行うのは本末転倒です。 したがって、現在の会社の職務規定で許されるのであれば、2つ目の収入である副業を行うこともよいでしょう。また、配偶者が働いていない場合には、配偶者に働いてもらうことも選択肢の一つです。また、お子さんが大きくなっていたらアルバイトをしてもらい、少しでも家計の足しにすることも考えられるかもしれません。