納屋物件ジャンク「ミウラ」が2億円オーバー!「チゼタ」を興したザンポッリが所有した個体!? ランボルギーニは不動車でも高値になる時代に
たとえボロでもヒストリーからすると魅力的な1台
さらに記録上はザンポッリという名前のカスタマーに販売されたことになっているが、この時代ランボルギーニで働き、のちにチゼタ・アウトモビリを設立、「V16T」を生み出したクラウディオ・ザンポッリ氏ではないかと推測できると、RMコレクションはコメントする。 ザンポッリ氏は当時からアメリカにランボルギーニを輸出するビジネスを行っており、彼の手を経て、この「3417」のミウラP400はルディ・クライン氏の所有車となった可能性も考えられるのだ。 これから本格的なレストアをミウラP400に施したいというビッター(入札者)にとって、やはりこのモデルはそのヒストリーとともに、非常に魅力的な存在といえたのだろう。RMサザビーズが掲げた50万~70万ドル(邦貨換算約7615万円~1億661万円)というエスティメート(推定落札価格)に対して、入札価格は100万ドルを軽く超え、最終的に132万5000ドル(同2億180万円)という価格に達した。 ミウラの人気は、まだまだ上昇傾向にあると見てよいようだ。
【関連記事】
- 【画像】ホコリだらけのジャンクな、でも2億円で落札されたランボルギーニ「ミウラP400」を見る(全63枚)
- ◉納屋物件ランボルギーニ「ミウラ」が9000万円オーバーで落札! エンジンとミッションがない状態でも別格の高値をつけたスーパーカーの来歴とは?
- ◉「ミウラ」が「P400S」でも2億7300万円の驚き! SV並みの価格はランボルギーニ伝説のテストドライバー「ボブ・ウォレス」が関係している!?
- ◉約7.7億円は「ミウラ」史上最高額!? ジェイ・ケイの元愛車だった「P400SV」は右ハンに改造されていた…数奇なヒストリーを紹介します
- ◉レストア済みの「ミウラP400S」が1億5000万円! エンジニアたちの業務時間外の活動はレース活動を夢見ていたからでした