篠田麻里子、“しなやかさ”を軸に育児と仕事を両立 美しくいるための秘訣は「自分を大切に」
■女優業の活躍目立った2024年 ――お仕事の面でいうと、今年は女優業での活躍が目立っていましたが、今後はどういった活動に力を入れていきたいですか? お芝居はとても楽しいですね。今までは演じているときに「何かしなきゃ!」みたいな感覚があったんですが、あるときからやらなきゃいけないことではなく、わき上がるものや経験を活かせるものに変化していった気がします。お芝居を通じていろんなことが経験できるという気づきもあって、そこから「お芝居ってすごい楽しいんだな」と。 ――これからは女優業を軸にいろんなことに挑戦していきそうですね。 そうですね。個人的には、ベビー用のソープブランド「yokayo」というブランドをやっていて。会社を自分で作ってみようと始めて右も左も分からないまま、いろんな人に助けてもらいながら3年になります。そこでの新しい挑戦もすごく楽しいです。 それまで私は芸能しか知らなかったんですが、芸能は(お話を)“いただく仕事”だったりもすると思うんですが、自分から“生み出す仕事”というのは違う楽しさがあって。もちろん生み出す方が苦しいんですけど、苦しいものほどワクワクするというか、どんどん形になってくることが今はやりがいになっています。芸能とブランド、この2つのバランスが取れていてすごく幸せです。 ――お話を伺っていると、自らアクションを起こして能動的に進めていきたいという姿勢を感じます。 そうかもしれません。ブランド立ち上げを考えたのは4年前なんですが、4年前には形になるなんて思わなかったけど、商品ができ上がっていたり、コミュニティが増えていたりという今があるので、何か新しいことを始めるときに、自分が想像しない未来があるんじゃないかというワクワクがあります。 何かに挑戦するときに私が考えるのは、「いま挑戦するか、10年後に挑戦するか」。そう考えると、絶対にいまやった方がいいんです。10年後にもし失敗したら、しんどいじゃないですか(笑)。なので、いま自分がやってみたいと思ったことをやってみようというマインドを大事にしています。
■篠田麻里子 1986年3月11日生まれ。福岡県出身。2006年からAKB48の1期生として活動を開始。2013年にグループを卒業した。2022年に自身がプロデュース・運営を手掛けるママ・ベビー向けオーガニックコスメブランド「yokayo」を立ち上げた。近年は女優としても活躍。テレビ朝日系ドラマ『離婚しない男-サレ夫と悪嫁の騙し愛-』(24)に出演し、話題を集めた。2025年1月31日公開予定の映画『BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン~』にも出演が決定している。
神尾拓麻