「預けはじめは乳幼児のストレスに注意」慣らし保育は予定通りに進まない⁉︎ 現役保育士が語る“リアル”
こんにちは!現役保育士はるです。 もうすぐ4月、保育園に入園が決まったママは不安と期待の入り混じった日々を過ごしているのではないでしょうか。 保育園では子どもたちがスムーズに保育園に慣れていけるように、「慣らし保育」という期間を設けています。 最近は保護者の仕事復帰のため慣らし保育をしない園もありますが、まだまだ多くの園が実施しています。 今回はそんな慣らし保育の気になることやスケジュール、先輩ママたちの経験談をまとめてみました。 【漫画】子供を保育園に預けて本当に大丈夫? 保育園児の親が気をつけるべきたった一つのこと
慣らし保育はなぜ必要?
仕事復帰を控えたママにしてみれば、できるだけ早く通常のリズムで保育園に預けたいと思うもの。慣らし保育って必要なのかな? と思う方もいらっしゃるかもしれません。 最近では慣らし保育を行わない方針を決めた自治体も増えてきていますが、2018年に発表されたこちらの記事を知っていますか? ====== 内閣府のまとめでは、保育施設に預けられた乳幼児が睡眠中などに突然死亡する「突然死」はおととしまでの10年間に146件報告されています。 このうち事故などのケースを除く43件を、多摩北部医療センター小児科の小保内俊雅部長らの研究グループが分析しました。その結果、全体の30%が預けはじめから1週間以内のごく初期に起きていて、1か月以内に起きた突然死は全体の半数に上っていたのです。 小保内部長は「子どもは成長とともに新しい環境に順応する力をつけていくが、その経験が少ない3歳未満の子どもにとっては、保護者から離れて1人で保育園に入ることが、想像以上の大きなストレスになっていると考えられる。突然死の半数が起きている預けはじめの1か月については、特に注意が必要だ」と話しています。 via NHK生活情報ブログ ====== 今まで過ごしてきた環境がガラリと変わり、泣き叫び続けるお子さんも実際にいらっしゃいます。 大切なお子さんだからこそ、慣らし保育について理解を持ってもらえたらいいなと思っています。